5 Seconds of Summerの今は?

5 Seconds of Summer

2014年 UKツアーのバックステージでのファイヴ・セカンズ・オブ・サマー

5 Seconds of Summerとは

5 Seconds of Summer(ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー)と言えばオーストラリア出身の若手ロックバンドです。

オーストラリア出身のバンドにはINXSという人気バンドがいますが、彼ら以降、爆発的人気ロックバンドは存在していない状態でした。しかし、ここ最近人気を博すロックバンドが話題を呼んでいます。常にヒットチャートに顔を出す「5 Seconds of Summer」です。

5 Seconds of Summerはオーストラリアのシドニーで2011年結成されたバンドで、ポップロック系のバンドです。略称は5SOSで「ファイヴ・ソス」と読みます。

今回はこのバンドについてご紹介したいと思います。INXS以来、オーストラリア出身のロックバンドは久方ぶりということで、結成後9年ほどたっていますが、今の彼らの現状について追ってみました。

メンバー紹介と経歴

リードボーカル・ギター担当のLuke Hemmings(ルーク・ヘミングス)、ギター・ボーカル担当のMichael Clifford(マイケル・クリフォード)、ベース・ボーカル担当のCalum Hood(カラム・フッド)、ドラム・ボーカルのAshton Irwin(アシュトン・アーウィン)の4人編成のバンドです。

みんなイケメンかつ歌もうまいし、楽器も十分こなせるマルチタイプ。ただの若造バンドと思ってはいけません。

デビューのきっかけにもなったYouTubeで、アーティストのカバーを投稿したことが注目されるようになりました。2013年には1D(One Direction)の「Take Me Home Tour」のオープニングに起用されたことで一躍人気者になり、1Dの事務所に所属することとなりました。

2014年2月、「She Looks So Perfect」という曲をリリースし、これが世界デビューシングルとなりました。

5 Seconds of Summer – She Looks So Perfect (Official Video)

この曲はたちまちヒットし、オーストラリアはもちろん、ニュージーランド、アイルランド、イギリスといった国々でヒットチャート首位の座に輝きました。とても覚えやすい曲で一度聴いたら頭に残りやすい、シンプルな楽曲です。プロモーションビデオが特に印象的でしたね。4人の演奏が始まるシーンからスタートして、徐々に登場する人たちが下着姿になっていくという動画運びですが、当時は新鮮な感じがしました。PVの出演者が下着姿になっていくなんて面白い発想だと思いますし…アメリカ=下着社会なのかな?という疑問が湧きましたが…

同年6月にはセルフタイトルでのデビューアルバム「5 Seconds of Summer」をリリースし、11カ国でヒットチャート首位に躍り出ました。

最近リリースされたニューアルバムの新曲「Wildflower」ですが、音源が公開されていますのでネットでも試聴することができます。この「Wildflower」を収録しているアルバムは「Calm」(カーム)というアルバムで、3月27日付けリリースで通算4作目のニューアルバムです。

Wildflower」のリリック・ビデオ

5 Seconds of Summer – Wildflower (Lyric Video)

約2年ぶりとなるニュー・アルバム『カーム』

最新アルバム「Calm」とは?

Calm」からの最新シングル「Wildflower」のPV収録風景がなかなか面白そうです。529本の花を用意して358パターンの写真を撮ったそうですが、なんと10時間もかけて、それもスタジオではなく、家の中で収録された一種の”アイディアビデオ”のような仕上がりになっています。

5 Seconds of Summer – Wildflower (Official Video)

この楽曲を通して5SOSのメッセージが、「不安な気持ちの今、このビデオを見て心を落ち着かせてほしい、ハッピーな気持ちになってほしい」というものなので、是非一度は聴いてみたい曲です。

最新アルバム「Calm」の意味するところは彼らの今の精神状態を意味するだけでなく、メンバー4人のファーストネーム(Calum、Ashton、Luke、Michael)の頭文字をくっつけた造語でもあるわけです。

5SOSのフロントマンであるLuke Hemmings(Vo/Gt)は、新作アルバムの「Calm」について次のように語っています。

「バンドが4枚目のアルバムをリリースするまでバンドして活動を続けるのは容易なことではない。常に自己を見つめ、さらに良い曲を作らねばというプレッシャーの中、曲作りをしなければならないが、これ以上の曲はないと確信できるような曲が完成した時は5SOSのメンバーでよかった!と再確認できる」

「Calm」は若い男性の人生について考えるアルバムと言えそうですが、それは同時に、人間だから時には間違うこともあるだろうし、愛する人や自分までも傷つけることもあるだろうが、このアルバムを聴くことで精神的落ち着きや幸福感を持つことができ、一体感を得ることができるというものです。

すなわち、5SOSのメンバーもこのアルバムを作ったことでバンド内での結束力や一体感が生まれ、今後もずっとメンバーとともにバンドを続けていくことができ、アルバム制作も今後何年も続けていけるといった感触を持てたようです。

5 Seconds of Summer – Teeth (Live From The Vault)
5 Seconds of Summer – Easier (Live From The Vault)
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このままだと一過性のブームに終わる?

5SOSの曲はどちらかというと一般的なポップロックという感じで、メンバー一人一人が若い女の子たちにモテモテなのですが、今のままでいくと、いつかは飽きられたり、自然消滅してしまうこともありますよね。今はメンバーの年齢もまだ若いので、人気は続きますが、いつかは方向転換というか、楽曲の雰囲気や曲想を一新しないとずっとこのまま長い活動を続けていくことは難しくなってくるのではないでしょうか?

このままでは一過性のブームに終わるということも大いにありうることですし、若者をターゲットにしたバンド活動や楽曲では先が見えてくるということも大いにあります。

この辺で曲作りを意識的に変えて、バンドイメージを変えていけば一過性バンドに終わることもないと思いますが…若いですし、技術的にも実力があるバンドですので、将来が楽しみなバンドの1つです。

2013年に1Dのオープニングアクトとして登場した5SOSですが、メディアでは”Next One Direction”、あるいは”Boys Band”などと呼ばれることがありました。

1Dと比較されることについてドラムスのアシュトンは”厄介な比較”という言葉で表現しています。1Dのやっている音楽活動は素晴らしいことは確かだが、5SOSは5SOSで自分たちの好きなことをやっている、というのが彼の持論です。

1Dのツアー同行も5SOSが自ら決めたことであり、自分たちの好きなことをやるという趣旨から1Dについていくことに決めたのです。5SOSのイメージとしてはロックショーを披露するといったイメージなのですが、1Dは1Dで彼らの持つスタイルでやるだろうから、5SOSと1Dの全く違うスタイルを感じてほしいという背景が裏にはあるようです。

2つのバンドの違いを実感してもらいたいという強い思いが5SOS側にあるようです。実際、1Dの方は楽器を弾かないが、5SOSは4人全員楽器を演奏するので、5SOSを「ボーイバンド」と称するのは誤った認識でしょう。

ヤングブラッド(この曲は人気があって常にチャート入りしています)

さいごに

今回は5SOSというオーストラリアンバンドについてご紹介いたしました。ルックスよし、歌よし、演奏よしで、将来的にどんな風に方向転換していくかも非常に楽しみなバンドです。ただ、ちょっと気になるのは、楽曲が似たり寄ったりの傾向がありますね。

ヒットチャートで首位を狙うには、ありきたりのポップロックでは段々難しくなってきますから、今後どのような曲調にしていくのか、また、今後も名曲を生み出していけるのか、などがカギとなってくると思います。

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