ビリー・スクワイア(Billy Squier)は見た目がカッコ良くキャリアはかなり長いです。
1968年から活動している超ベテランアーティストです。
生まれはマサチューセッツ州ですが、ボストンを拠点として活動しているのか、出身がボストンのハードロッカーというプロフィールになっています。
1981年 6月に最高17位となった初のヒット曲、「The Stroke」に続くトップ40入りを果たした「In The Dark」はカッコイイ曲だな~と以前から思っていたのですが、ファンの間でも人気曲のようです。
ビリー・スクワイアとはどんな人?
ビリー・スクワイアは、最初はロックグループ「パイパー」のリーダー的存在かつギタリスト、リードボーカリストとして活動していました。
当時、パイパーはアメリカンハードロックにおける新しい波としてかなり期待されていました。エアロスミスやキッスに続く注目バンドとして活躍が期待されたわけですが、アルバムがまるっきり売れず、見事不発に終わりました。
しかし、日本では少しヒットしたこともあるようで、知る人ぞ知るアーティストなのではないでしょうか?
その後、パイパーを脱退し、ソロに転向した彼の2作目のアルバム「Don’t Say No」が予想以上に大ヒット!
このアルバムの1曲目に「In The Dark」が入っており、この曲は「The Stroke」に続く第2番目のトップ40入りとなったヒット曲です。
「In The Dark」は出だしの唸るような高音ギターサウンドがカッコイイので私も相当お気に入りなのですが、よりヒットしたのは「The Stroke」の方だという事実を知って意外に思いました。
カッコよさの点では個人的には「In The Dark」の方が上だと思います。ビリー・スクワイヤーのハイトーンのボーカルも冴えますし、絞り出すような彼の独特な声にしびれますね。
最悪のビデオクリップと言われたRock Me Tonite
Rock Me Tonite
「Rock Me Tonite」のビデオクリップは、”最悪のビデオクリップ”と呼ばれ、今でもこのビデオクリップが公表された時点で、彼のミュージシャンとしての華やかなキャリアは終焉したとも言われています。
多少厳しい見方とも取れますが、それほど彼にとってはイメージダウンのビデオクリップだったのです。
彼は裕福な家庭の出で(大手コンバース社長の御曹司)、単なるミュージシャンとしてだけでなく、御曹司として見れば、あのようなビデオはやはり良しとはされないのは当然と言えば当然でしょう。
しかし、私はこのビデオクリップで彼の華々しいキャリアが終わるとは思わないですし、現実として誰も本気でそこまで思っていないのではないでしょか?
ダンスが可笑しいともいわれていますが、確かに少しなよっとした踊りで身振り手振りが女っぽいし、内股加減で歩いているのは確かです。
ビリー・スクワイヤーがゲイであるとか、クスリをやっているとか変な噂も出たようですが、ロッカーにクスリはつきもの、ありふれたことだと思われている節もありますので、さほどビックリすることではないように思えます。
クスリをやっていたということだけなら、それほど大打撃は受けなかったと思いますね。
ゲイの噂で風評被害?
クスリよりゲイであると噂されたことがある意味ダメージは大きいでしょう。
30年ほど前と言えば、同性愛については今ほど理解はなかったですし、特に彼の場合、大会社の御曹司ということで、イメージダウンの度合いはより厳しいと思います。
映像で見る彼の内股っぽい踊り方やピンクのタンクトップなどを見ると、やっぱりそうなのかな?と思ってしまいます。見た目が男っぽい、凛々しい容貌をされているので、そのギャップが激しいですよね。
しかし、現実として彼がゲイだというのは噂にすぎなかったようです。とはいっても迷惑な噂による”風評被害”というのはずっと続きますから、この悪評ビデオクリップ以降、彼の活躍は停滞気味となります。
問題となった「Rock Me Tonite」というシングル曲はヒットした作品の中に入りますし、ヒットチャートでは15位まで上がった名曲なのですが、これ以降彼の名前は急に聞かなくなったという話も聞きますね。
今でこそ、ゲイやレズでもさほど問題視されない時代に入りましたが、昔はそうではありませんでした。
イケメンで人気ロックシンガー、それもコンバースの御曹司であるビリー・スクワイヤーがゲイであるというだけで、それまでの経歴やキャリアが一瞬にして崩れ去るということもあったわけです。
怖い世界でもありますが、有名人である以上仕方ないことなのですね…
2020年の近況は不明
ビリー・スクワイアの現在はコンサートやライブの予定は一切入っていないようです。
彼はSNSをやっていないので、2020年の近況についてはサイトを見るしかありません。
こちらでは
August 28, 2019
A rainy summer day in Bridgehampton.
とありますので、去年はプリッジハンプトンというところで休暇していたようです。
今のところ2020年の近況については不明ですので、また見つかり次第ご報告いたします
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