Crystal lakeの魅力【今最もライブがアツイ!メタルコアバンド 】

ここ数年で知名度が上がってきたラウドロックシーン。代表格として、SiMCrossfaithColdrainが挙げられるでしょう。

彼らをラウドロックと呼ぶなら、今回ご紹介するCrystal lake(クリスタルレイク)は「ヘヴィロック」と言えるでしょう。百聞は一見に如かず、こちらをご覧ください。

Crystal Lake – Six Feet Under (Lyric Video)

独自の音楽性「クリスタル節」

Crystal lakeは2002年に結成されました。

もう結成して17年が経過していますが、メンバーチェンジを何度かしており、結成当初はボーカルも違います。今回は、新ボーカルとしてRyoが加入した2012年からの彼らの楽曲を主につづっていきたいと思います。

結成当初のエピソードについてはこちらのインタビューにて語られていますので、ぜひご覧ください。

CRYSTAL LAKE| 激ロック インタビュー
-まず2002年に結成ということでだいぶ遡りますが、バンド結成の経緯を教えていただけますか? Shinya:だいぶ昔ですね(笑)。そうですね......。 Ryo:メンバー募集のところから(笑)? Shinya:そこからだね(笑)。自分は長野出身で、大学で東京に出てきてサークルに入ってたんですけど、つまらないなと思って...

デビュー当初はメタル色が極めて強い曲ばかりでしたが、新ボーカルRyoが加入してからは、様々な要素を取り込み自らのジャンルを築いています。アルバム「CUBES」や「The Sign」においては、エモーショナルやミクスチャー感を大胆に取り入れつつもヘヴィさを一番重視している曲が多いです。

ライブパフォーマンスはメタルコアらしく、モッシュ・ダイブ、ハーコーはもちろんありますが、曲調に縦ノリの要素もうまく取り入れているので、暴れるだけではない楽しみ方もできます。

2016年リリースの「True North」では、クリーントーンの割合が大幅に増えたので、日本人にも広く知られるきっかけになった作品だといえます。

Crystal Lake – Black And Blue feat. JESSE (RIZE/The BONEZ) 【Music VIdeo】

この曲は「True North」に収録されている「Black and Blue」というRIZE/The BONEZのボーカルであるJESSEとのコラボ曲です。

RIZEといえば90年代、ミクスチャーロックの礎を築いたバンドですが、このコラボレーションは、新世代のミクスチャー(というよりラップメタル)バンドであるCrystal Lakeとの新旧対決といった印象があり、MVでもお互いの頭を突き合わせてシャウトをぶつけるシーンがあり、かなり見ものです。

原点回帰のヘヴィネスを極めた新アルバム

True North」はヨーロッパでも発売されたこともあるせいか、“日本っぽい”音の広がりやメロディーを織り込んだ作品だったので、前作からファンである身としては、このままポップな方にシフトしていってしまうのでは、と正直少し残念に思うところもありました。

しかし2018年11月にリリースされた新アルバム「HELIX」はかなりヘヴィな仕上がりになっていました。「CUBES」や「The Sign」の楽曲スタイルに戻ったというわけでもなく、またさまざまな要素を取り込みヘヴィを極めた作品になっていると感じました。

Crystal Lake – Outgrow

収録曲「Outgrow」では、彼らの楽曲に今までなかった新しいバラード曲です。壮大でメロディックな印象がありますが、リリックは怒りを表現しています。いい意味で、バラードの常識を打ち破っています。また「+81」では、自らがゴジラとなり世界を荒らしているというユニークな楽曲のコンセプトを持っていて、リリックの内容としてはパーティーバンドを皮肉ったような表現をしていて、遊び心のある曲ですね。

Crystal Lake – Hail To The Fire (Official Music Video)

また「Hail To The Fire」では、言葉ではない「ウッ!」とか「ゾンバ!ゾンバ!」などという原始的な表現を使用しています。そして後半にはがっつりこってり系のビートダウンがあり、それがまたとても心地いいのです。原始人も、言語などは使っていなくても叫びであったり掛け声であったり、様々な言葉の表現があって、「ゲバンバンバゲバンバンバオー!」とか感情が高ぶることだってあったと思うんです。

そこでビートダウンってとても自然な流れで、新しい感情の“芽生え”みたいなものを個人的には感じました。

今後も目が離せないCrystal Lake

Crystal Lake/The Fire Inside Official Live Video( THE SIGN TOUR FINAL)

これは彼らの代表曲でもあり、フェスやライブでも必ずと言っていいほど演奏される「The Fire INSIDE」です。映像は2016年のものであり、この当時で既にものすごいパフォーマンス力ですが、現在はもっとパワーアップした彼らの様子がライブで観られます。

以前はとにかく激しく、暴れ狂うイメージが強かった彼らのライブですが、ここ1、2年は全員で作り上げている感があります。もちろん、今まで通り暴れ狂っていることに違いはありませんが。

以前、インタビューで「バンドは宗教のようなもの」と語られていましたが、まさにそんな印象を受けました。もちろん、“宗教”といってもなにもCrystal Lakeのメンバーたちを神格化しているわけでもありませんよ。どのバンドのライブにもある、ボーカルが「飛べ!」っていったらジャンプするし、「サークル!」って言ったら左回りをする。このことってバンド好きな私たちにとっては当たり前のことですが、普段ライブに行かない人が見たらやっぱり“宗教みたい”と感じると思うんですよね。

Crystal Lakeはもともと、宇宙とかダークファンタジー的な曲が多いですが、最新アルバム「HELIX」の収録曲はそれに加えて前述のとおり、原始的な印象を受けるものも追加されていて、アルバム全体をみたときに彼らが新しいひとつの世界観を聴く側に提示していて、ライブの時にどんな楽しみ方をするかの“答え合わせ”をさせられている感覚がありました。

現在すでに海外でも活躍している彼らですが、今後も日本のメタルコアバンドを引っ張っていく存在であってほしいです。また、日本での活躍も今以上に期待しているバンドです。

 

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