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KATZE(カッツェ)といえば、知る人ぞ知る伝説のバンド。
曲良し演奏良しルックス良し。しかも当時全員かなり若く解散時のボーカル中村敦の年齢はなんと23才。しかしこれから大ブレイクという一歩手前で惜しくも解散してしまったのです。1991年のことでした。
当時はちょうどトレンディードラマ主題歌タイアップが流行しはじめ、タイアップとともにミリオンセラーが連発しはじめた時代でした。※101回めのプロポーズが始まったのが1991年。
テレビと音楽の融合により、まさにミュージシャンの黄金時代となった1990年代の幕開けとともに、惜しくも解散。もしあと数年だけ活動を続けていたら、楽曲、ルックスともにヘタしたらGLAY級に売れてたのでは?と、当時僕はよく思っていたし、同じように考えていた人たちもたくさんいたと思います。
当時僕はバンドをやっていて、売れる前のラルクもよく聴いていて「なんで売れないんだろう?」とよく思っていましたが、やはり時間差で大ブレイク。直感的にはKATZEももっと大ブレイクして良いバンドだったと今も思います。
上記は代表曲のSTAY FREEです。
もちろん時代が時代なので、MVそのものの作りやファッションやアレンジなどは古臭く感じる部分もあるかと思います。
しかし素材として考えてください。ボーカルの中村敦(なかむらあつし)、ギターの尾上賢(おのうえさとし)のなんというイケメンっぷり。
そして作曲のポップセンス。ポップセンスというのは時代を超えたもので、音楽の流行がいくら変動してジャンルやアレンジなどが変化しても、ポップセンスというのは普遍的に得難い変わらないものなのです。KATZEにはそれがありました。※Bon Joviのようにアルバム曲も良い曲ばっか。
作曲は中村敦中心にメンバー全員が行っていて、ベースの高山克彬(たかやまかつのり)さんも非常に良曲が多く、ドラムの高山靖彬(たかやまやすのり)さんも高音域のコーラスもできるドラマーで潜在的なバンドの力も非常に高かったと思います。
さて、KATZEの概要はこれくらいにしておいて、今の中村敦さんについて触れていきたいと思います。
中村敦(ボーカル)の現在
中村敦さんはKATZE解散後に、HEAVEN、N★M★A、愚息などの活動を経て、今はソロ(2回目)としてまた精力的に活動を行っております。
最近のメディアで自分が確認した一番新しい活動では、覚悟の瞬間(かくごのとき)でのインタビューです。
これを見ると、頭関連のかなり重い病気にかかってしまっていたようで、なぜ彼が今に至る軌跡を辿っていったのかがよくわかります。
当時かなり落ち込んでいて関係者含め多くの人たちに励まされたとインタビューで語っておりますが、とあるファンの応援サイト(現在は閉鎖)を見て奮起し、バンを一台購入し、また音楽活動を始めたと言っています。
もう少し前の大きなイベントとしては、布袋さんのライブにコーラスとしてパーソンズのJILLさんとともに出演したことですかね。
これを当時見た時は、涙ちょちょぎれましたよね。僕は布袋さんもすごくファンなのですが、できたら中村敦さんボーカルでSTAY FREEを一曲やってほしかったです。(動画のとおりJILLさんはパーソンズのDEAR FRIENDSを中村敦コーラスで一曲やっている)
しかし中村敦をここで引っ張ってきた布袋さんはさすがですね。やはりどこかで当時の実力ある同ジャンルのバンドマンとして、気にかけていてくれたんでしょうね。KATZE解散時に色んなバンドマンがコメントを出していたのを何かで見たのですが、BOOWYのドラムの高橋まことさんも、「めずらしく骨のあるバンドだった」と語っていたのを覚えています。
現在の公式HPはこちらです。
ブログも2018年2月から再出発として再開されています。
現在も西日本を中心に精力的にライブ活動をなさっているようです。
youtubeには現在の活動はそんなに多くupされてはいませんが、個人的には2015年の名古屋での中村敦SpecialBandでの「転石」この演奏が最高に熱くて超絶カッコよかったですね。※転石はN★M★Aの楽曲
個人的な意見ですが、良いボーカルというのはテンプレ的な声質や歌唱法ではなく、独自の声質と歌唱法で進化していったボーカルが良いボーカルだと思っているのですが、彼の異常に声量がありパワフルで熱のある歌声はまさにそれに該当するのではと思います。
もう少し世間に知られても良い気がするんだけどなぁ
KATZEの他のメンバーの今
尾上サトシ(ギター)
ギターの尾上サトシさんのTwitterとブログはこちらです。
現在も精力的にライブ活動を行っているようです。ギター技術も当時のバンドのギタリストの中ではかなり高めでしたね。
尾上さんのKATZEの楽曲ではやっぱり、KATZEのファーストシングルとなったTEENとDEAR MYが好きすぎますね。KATZEでの作曲はなぜかそれほど多くなかったのですが、一曲一曲が超良い曲で中村敦より作曲センスあるんじゃないか?と当時よく思っていました。
初めてKATZEのTEENを聴いた時は、あまりに良曲すぎて何度もリピートして聴きましたね。当時流行していたビートロック系のポップ曲としてはSTAY FREEに引けをとらない最高峰の楽曲だったと今でも思います。
今、どこかの若いバンドが今風にアレンジ変えて、しれっと発売しても十分売れるんじゃねーかな~
高山克彬(ベース)
高山克彬さんのTwitterはこちらです。
現在は、THE SYNDIKATE7で精力的にライブ活動をしています。
公式HPやブログなどは探しましたがなさそうです。
高山克彬さんはKATZEでは中村敦に次いで作曲が多く、個人的にはRain DanceとCHEEK TIMEが好きですね。DON’T CRY ANY MOREでは自らボーカルで歌って歌唱力も高く、僕もよくカラオケで歌ったものです。それとベースラインがとても好きでした(特にLost Boyのシャッフルで刻むベース)彼は楽曲の幅が広く好みはかなり分かれると思います。
高山靖彬(ドラム)
ドラムの高山靖彬さんに関しては、以前から探してはいるのですが全然情報がありません。高山靖彬さんはベースの高山克彬さんの弟さんで、KATZEのリズム隊はこの強力な高山兄弟で支えられていました。
解散後はすっぱり音楽活動から引いたのかもしれませんね。
今でもKATZEを知る人が増えてほしい
この記事にたどり着いた方のほとんどは、KATZEを知ってる元ファンの方が多いと思うのですが、じゃあ当時はメジャーだったのかといえば20代前半でさっと解散してしまったので、当時でもバンドマンとか音楽好きの人しか知らないような感じでした。
でも良曲が本当に多いバンドだったので、まったく知らない今の世代の人たちにも、知ってもらいたいな~という願いがファンとしてあります。
KATZEのオススメアルバムとしては、Spotifyなどではまだ曲が登録されてなかったので、やはり2011年に新たに発売されたゴールデンベストですかね。良かったら聴いてみてください。
KATZE好きな人、最近KATZEを知った人、またはこの記事でKATZEを好きになった人なども、どしどしコメントしてくださいね!
コメント
カッチェ懐かしい。私も下関で元バンドマンなんで、あつしくんたちと騒いでました。懐かしいなあ、あつしくんめっちゃ歌うまかったからにあ。
え?リアルで絡んでたんですか?
めっちゃ裏山です!!
でも名前間違えてますけど?
どこ間違えてますか?修正します。
匿名の方がカッツェではなくカッチェと言っているからでは?
KATZE好きでした!
なんとなくふと思い出して、検索してみたら、この記事があって嬉しくなってしまいました
丁度30年前、自分の成人式よりKATZEのLiveに行き、興奮したのを思い出しました。自分の人生もその時から変わって、OLからプロダンサーになる為に上京し、数々の舞台に出る仕事につきました。私の弟も一緒にLiveに行きました。弟も3年後、プロのバンドを目指し上京しました。色々なライブハウスでLiveをしながら。その後にKATZEは解散して。運命的な事が起きました。
吉祥寺のライブハウスで弟のバンドと敦さんのバンド、ボウイのまこっちゃんのバンドが同じステージでLiveをしたんです。夢のような事で、今でも夢だったのかな?って思う程です。
人生何があるかわからないです。
こうやって、又敦さんの声を聞く事が出来て、本当に幸せです。
生のLiveに行きたい。今又一つ夢が出来ました。ありがとうございます。