ひぐらしのなく頃に Dear youシリーズの今は?

雛見沢村の風景のモデルとなった白川郷 wiki(c)Bergmann

ひぐらし」楽曲として人気が高く、令和2年の現在も愛聴している方が多い、Dear youシリーズ

ひぐらしcharacterは全員、歌が上手いので、それが一番よくわかる楽曲がDear youです。

「ひぐらしのなく頃に」に登場するメインキャラクターが歌唱し、それぞれの心情がテーマ。
秋の夜長にぴったりな癒し系音楽です。

「ひぐらしのなく頃に」シリーズの原作漫画及び、アニメを見たことがある人は、「推し」キャラクターの声に癒されることも多いのではないでしょうか?私もその一人です。

そこで、本日は、「Dear you」シリーズと、Dear youの現在を紹介いたします。

ひぐらしのなく頃に Dear youシリーズとは?

2006年から2020年放送のアニメ「ひぐらしのなく頃に」のキャラクターの心理を描いた楽曲。

ひぐらしのなく頃に」のメインキャラクターの声優と、ひぐらしのように原作が同人誌からなるアニメの音楽を専門に担当する歌手が歌唱を担当。

全ての作曲を同人作曲家、daiさんが手掛けていて、「dai神曲」などとネットで称賛されていますね。

主人公、圭一役の保志総一朗さんをはじめ、沙都子役のかないみかさんなど「ひぐらし」を見たことがある人や、見たことない人でもフィーリングミュージックとして秋の夜長に楽しめる音楽です。

前原圭一 Dear yout rust

You Trust Keiichi 圭一 version Yonji

主人公、前原圭一のDear youで、圭一の公式声優、保志総一朗さんが歌唱。

レナの「Cry」へのアンサーソングのような歌詞が特徴です。

“最後まで信じてくれていたきみを俺は信じよう”
“きみが涙を流さないなら俺も流さない”

圭一の繊細さと、彼もまた、レナに片思いをしていた淡い青春がテーマです。

ですが、レナ同様、雛見沢村症候群が村人に悪影響を及ぼすことに心を痛めている部分も歌詞にあらわれていて、優しい圭一の人柄が伝わりますね。

最後の歌詞、

“儚く脆い希望だったとしても楽しかったいつもの日々に戻ろう”
“賑やかなひぐらしのなく頃に”

という部分も、また、分校のみんなと笑い合いたい、雛見沢村症候群により、多くの人の命が消えてゆく村の現実が良い方向に変わればいいのにという思いが込められています。

圭一のDear youには別バージョンがあります。
こちらはなかなか知られていないマニアックなロック調バージョン。

Dear You ~Trust~ Keiichi's Version w/ Lyrics

「Dear you あの日あの場所すべてにありがとう」。

歌詞はもちろん、転調もあって、ひぐらしを知らないアニメファンの男性からも人気で、カラオケで歌う方も多いです。

竜宮レナ Dear you cry

ここで注意したいのが、歌唱は、竜宮レナの声優、中原麻衣さんではありません。

癒月さんという同人誌が原作のアニメ作品専門の歌手が歌っています。

レナの公式声優、中原麻衣さんと声がすごく似ているので、レナの声だ!と間違えることも。

“少しずつ近づく夏のにおいをあなたの隣で感じたい”

という冒頭の歌詞から始まる切なさと、純粋な圭一への恋心を綴っています。

また、レナ自身は、村特有の感染症「雛見沢症候群」にかかっていて、病気の発作が起き、多重人格のような状態になることもあります。

しかし、その病気の症状を転校してきた初恋の同級生、圭一に理解してもらえずに苦しんでいます。
その心情が伝わる部分がこちら・・・

“あなたのために一緒に泣いてあげる お願いそんなに怯えないで”

歌詞から表現されているのは、レナが圭一や同じ分校に通う上級生の園崎魅音・詩音や、下級生の沙都子、梨花への優しさが現れています。

“何気ない毎日の一秒一秒が宝石よりも価値がある宝物”

という部分は、コロナ渦の昨今、聴いている人たちの心の琴線にとくに触れている部分だと好評です。

古手梨花 Dear you hope

梨花の公式の声優、田村ゆかりさん歌唱。

梨花は、雛見沢唯一の神社、古手神社の跡取り娘。

神社の守り神、羽入と交信しながら過去・現在・未来を行き来することはもちろん、輪廻転生をする特殊能力の持ち主です。

背丈は、小学低学年程度ですが、実年齢は10~12歳程です。
その小柄な体格と同時に、梨花は雛見沢村症候群の最もレベルの高い5。

古出家の家系による羽入との交信能力、さらに、母の遺伝を受け継いだ「女王感染者」という過酷な体質です。
そのことで、雛見沢村症候群の稀な患者として、人体実験に彼女を利用する心無き大人に命を狙われることもしばしばありました。

圭一達はその能力を梨花が持っていることを知りません。
知っているのは、前述した羽入のみ。

不思議な力を持ち生まれたが故の梨花の複雑な心理がテーマです。

“祈りはどんなに祈っても届かず つぶやく声は蝉時雨に消える”

“また「開幕」の合図が響く 仕方なく繰り返しを踊る”

この二か所、胸が詰まりますよね。

“ひぐらし”のDear youシリーズのなかでは最も泣ける歌として有名です。

“夏の蝉のように儚くてもうすぐ私は死ぬとしても あなたにそばで笑ってほしい 幸せをください”

この、「あなた」は梨花の親友で同い年の沙都子のことです。

沙都子は叔父からの虐待や兄の失踪に加え、両親が雛見沢村で起きた「ダム闘争」の賛同派だったことから村八分にされています。

大人の都合で理不尽な環境を生きる沙都子は、梨花が唯一、心からの笑顔を取り戻してほしい相手ですね。

梨花が前述した能力により、自身がタイムループをして生死を繰り返すことや、雛見沢村症候群の感染で自身も村の人々の「惨劇」もこれ以上繰り返してほしくないという願いが込められています。

最終的には、梨花は自身の雛見沢症候群と、タイムループを繰り返す特殊能力が消え、普通の子どもとして日常と成長していく平穏を取り戻すことが出来ました。

ちなみに、梨花はキャラクターのなかで最も歌唱力が高いので、Dear youの他に「古手梨花」として別の楽曲を2曲持っています。

その楽曲「S・A・G・A~輪廻の果てに」や、「無限回廊」もおすすめですが、また別の機会に紹介します。

梨花は普段の愛らしい容姿と声とはギャップがあり、歌では、凛とした大人っぽい艶のある声で歌います。

北条沙都子 Dear you kind

北条沙都子の声優、かないみかさん歌唱。

“涙堪え唇をギュッと噛み 「強くなった」と笑えるように”
“願い 祈り 何度も叫んだ だけど声は届かない”

沙都子による、行方不明の兄、悟志への想いが綴られています。

悟志は、沙都子と共に、叔父夫婦に預けられていましたが、2人とも強欲で無慈悲な人柄でした。

さらに、沙都子の両親、北条夫妻は事故で亡くなりましたが、沙都子の母と再婚相手の義理父は、雛見沢村で起きた「ダム闘争」で村の人から嫌われています。

そのとばっちりを幼い頃から受けてきた沙都子と兄の悟志。
そんななか、梨花やレナ、圭一、園崎姉妹だけが心の拠り所です。

悟志の謎めいた失踪後、学校という唯一、自分を表現出来る居場所がありますが、兄に無事、帰ってきてほしい、兄が帰還するまでは、雛見沢を一度は去って舞い戻ってきた叔父、北条鉄平からの虐待に耐えよう、耐える事が、悟志に今まで甘えてきた自分への「けじめ」であり、悟志にこれまでとは違い、強くなった自分を伝えたいという痛々しいほどピュアな心理が歌詞に表現されています。

その歌詞がこちら・・・

“どうかその手の体温が嘘ではないと教えてほしい 優しい声で名前を呼んで 私をもう置いていかないで”

“今はただ「カタチ」は目に見えないけれどいつだって私を守ってくれる”
“あなたの優しさが陽だまりに溶けて幸せ消えずにずっとそばにいる”

園崎魅音 Dear you feel

園崎家の双子の姉妹、姉・魅音が詩音への心情を歌っています。

ゆきのさつきさん歌唱。

ひぐらしメンバーの最年長に相応しい大人の女性と少女を行き来した魅力的な声です。

魅音は、ひぐらしメンバーのなかで最年長の高校3年生で、表向きは明朗快活で、クラスのムードメーカー。
姉御肌な一面もあり、頼りになる存在ですが、内面はとても繊細です。

実は、彼女の本当の正体は、園崎詩音。
魅音と詩音は双子であるがゆえに、村の「御三家」と恐れられている党首の娘。

家族のうち、母と祖母から冷遇され、本来ならば次女の詩音のはずですが、二人は次期党首という跡継ぎの責任を課せられています。

日常生活も「魅音」として生きる詩音には豪華な食事が与えられますが、「詩音」として生きる魅音には粗末なものばかり。

住居も、魅音は実家、詩音は村にある高級マンションで一人暮らし。
生きる環境を受け入れ、前に進んでいく強さが表現された楽曲です。

園崎詩音 Dear you thanks

ひぐらしのなく頃に 「you」園崎詩音(雪野五月)

園崎魅音の妹、詩音のDear youですが、先程、魅音バージョンでも紹介したように、「詩音」と名乗っている彼女こそが本物の魅音です。

詩音は魅音と違い、お淑やかで優しい声が特徴。
悟志への切なすぎる恋心を歌っています。

詩音は梨花と同じく、「Dear You」以外でも楽曲を出しています。

「Confession」と、「空夢」、魅音とのユニット楽曲「言えない言葉」という楽曲もおすすめ。

悟志のことが好きな本物の、魅音である彼女は、妹の詩音としての人生を生きていることの辛さを隠しています。
ゆきのさつきさんの艶やかな声が、秋の満月を見ながら聴くのにぴったり。

羽入 Dear You believe

古手神社の守り神、羽入による梨花への気持ちを歌ったもの。

圭一からレナへのアンサーソングともいえる「Dear you cry」→「Dear you trust」と同じく、梨花の「Dear you hope」への“答え”が、この「dear you believe」です。

梨花への優しさと、唯一彼女と「交信」する神様だからこその切なさが表現された歌詞です。

ひぐらし「Dear you」シリーズは、同人誌が原作のアニメ作品を歌唱する、癒月さんという方や、ひぐらしメンバーの声優を担当する、かないみかさんやゆきのさつきさん、保志総一朗さんも担当。

ネットでは、ひぐらしキャラは全員、歌が上手い!令和になっても聴きたい!と話題です。
Dear Youはまだ、今年の「ひぐらしのなく頃に」で使用されるかは未発表。

ですが、令和版の「ひぐらし」は、平成に放送された「ひぐらしのなく頃に」を知らない世代へ向けて第1期から放送します。

もしかしたら、「Dear you 」シリーズも再録音される日も来るかもしれませんね。

ちなみに、Dear Youは、発売から今年で6年も経過していますが、現在でも人気が高い名曲として評価され続けています。

全曲は「ひぐらしのなく頃に」イメージボーカルアルバムに収録。
令和の今でもCDが通販で販売されていますので、激レアアイテムがゲットできますね。

最後に

Dear youシリーズは、今年の「ひぐらしのなく頃に」では使用するか不明ですが、再録音を期待しましょう。

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